
お布施とは
「ちょっとした小噺」にて
布施・袈裟の由来について触れました
布施というのは 本来 布施行と言い
悟りに近づくための
6つ修行方法の1つでもあります
悟りとは何か?
一言で表すならば
「自分の欲望をコントロールし
上手に付き合っていくこと」です
悟りに近づくための
修行方法は全部で6つありますが
ここでは布施行をご紹介します
布施行の種類
布施行は大きく分けて
3種類あります
①法施(ほうせ)
正しい教え 仏教の教えを説くこと
②財施(財施)
物やお金などを寄付すること
③無畏施(むいせ)
不安を取り除き 安心を与えること
これらを「三施(さんぜ)」と言いますが
内容が難しく
実践できない人もいるかもしれません
そのような方に向け
誰でも取り組める布施行が
7つあります
①眼施(がんせ)
温かい眼差しで接する
②和顔施(わがんせ)
にこやかな笑顔で接する
③言辞施(ごんじせ)
優しい言葉で接する
④身施(しんせ)
身をもって奉仕すること
⑤心施(しんせ)
相手を思いやること
⑥床座施(しょうざせ)
場所や席を譲ること
⑦房舎施(ぼうしゃせ)
休息の場所を提供すること
これらを「七施(しちせ)」と言います
「三施」に比べると
取り組みやすい修行方法かと思います
車寺の取り組み
車寺のサービスは
基本料金がかかりません
それは触れていただいた利用者様に
少しでも より良い人生を
送っていただくための きっかけとなれば
という思いからです
お布施とは お寺さんにだけでなく
自分の周り 家族 恋人 友人 同僚
普段から関わりある
お世話になっている
全ての人に向けるものです
上記全ての布施行を実践することは
とても難しいことかもしれません
その中から1つで構いません
皆様も日々 布施行の実践を
なさってみてください
一日一善とも言えるでしょう
小さな幸せを積んで
素敵な人生を送ることができるよう
お祈りしております